当院の取り組み(訪問型保険診療)
訪問型の鍼灸按摩マッサージは介護状態の高齢者が対象となる場合が多く、比較的若い方でも難病や重度の障害で麻痺がある場合が対象となります。
一見すると無謀だと思われる方や周囲から無駄な医療費と思われることもあるとは思いますが、当院では健康の水準を限りなく上げるように努めており、これまでにも確かな効果と数ある実績があります。全身的な治療を行う為、必然と施術時間は長くなっております。温灸を用いる場合は特に時間を消費しますのでご了承ください。
施術時間:60分程度 (重度の場合は90分くらい)
※保険診療は施術時間に制約や規定はありません。(10分でも60分でも料金は同じ)
※原則として追加料金は請求しておりません。
※按摩マッサージや鍼灸については、そもそも国民皆保険の性格に合わないことをご理解下さい。誰しもが適用になるわけではありません。なぜなら慰安という側面が付きまとい、医療としての施術と区別がつきにくいからです。後述するケース以外は全額自費で施術を受けることが一般的です。
【良心的で質の高いと思われる施術所】
・施術時間を長くしてくれて、施術回数を安易に増やさない
・全身全体を観察して施術してくれる(同意書の内容にもよります)
・筋骨格だけでなく、血液や水分、臓腑の失調も観察してくれる
・飲食の助言や指導を行い、健康に導いてくれる
・患者の変化を継続的に観察して記録している
・日々研究や検証を行い、向上の様子が窺える
・実績がある
施術までの流れ
- 1.当院に問い合わせ(電話・フォーム)
- カウンセリング・ヒアリングを行うため、日時の取り決めを行います。
- 2.自宅や施設に伺います(試用・検査・カウンセリング)
- 実際に患者の状態を確認します。(60分~120分程度)
最低限必要な情報をヒアリングいたします。
今後の流れについて説明いたします。
※この段階においてはサービスを開始する必要はありません。無料です。
- 3.同意書の交付手続きをします
- 主治医に同意書の交付を依頼します。
交付されるまで凡そ2~3週間かかります。
交付される前からでも交付の見通しが良ければサービスを開始することもできます。
- 4.施術の開始
- 初回~10回くらいまでは軽く浅く施術して当院に馴染んでいただきます。
目に見える成果が出始めるのは3か月~6か月ほどになります。
※途中で当院に馴染まない場合は中止できます。
同意書の交付について
医師の同意があれば鍼灸按摩マッサージの保険適用になりますが、当院が事前に患者の状態を実際に診て確認しています。保険適用の正当性があるか否かを確認後、主治医の先生に同意書を交付を依頼する流れになります。同意書の用紙は当院がご用意いたします。
]※日本の法律上、医療行為や診断行為は医師のみです。医師以外が診断をして病名を付けて治療を行うことはできません。尚、鍼灸按摩マッサージは医業類似行為に分類されています。
①主治医の診察を受けることが必要です。
②按摩マッサージと鍼灸の施術を受けて良いか確認して下さい。
③主治医に同意書の交付を依頼します。※用紙は当院がご用意いたします。
④同意書の有効期限は原則として6か月です。※医師より短い期間になることもあります。
⑤6か月が経過し、治療を継続したい場合は再度①に戻ります。
※施術は受けてもよいが、同意書を交付してくれないこともあります。それは自費で受けて下さいという意味になります。その場合は医師に治して下さいとお願いするか、何かいい方法はありませんかと相談しましょう。
医療保険適用条件(按摩マッサージ)
以下①~③の症状がある場合は保険適用になります。
①筋肉麻痺がある場合
(例)脳梗塞や脳溢血の後遺症など
②筋肉委縮がある場合
(例)神経系疾患(パーキソン病、ALS・筋ジストロフィー)など
(例)筋力低下症(骨折や栄養不足、及び加齢やフレイル)など
③関節拘縮がある場合
(例)関節の可動域が制限されているもの
※肩・肘・手首、股関節・膝・足首 が 十分に動かせないもの
適用部位は、躯幹・右上肢・左上肢・右下肢・左下肢の五部位に分かれます。
※当院では全身五部位が保険適用になるように努めています。実際の治療においては躯幹と四肢をバランスよく治療する方が効果が高いからです。(中医学の観点から治療を行っています)
医療保険適用条件(鍼灸)
医師の同意があれば鍼灸の医療保険が適用になります。主に慢性的な疾患が対象となりますが、医師の治療を受けても症状が改善せず、他の手立てが無い場合の手段として位置づけられています。故に医師による同一名の治療を保険診療で同時に受けられないという制限となります。但し、過去に治療を受けた経歴があるか否かは問われていません。(別の言い方をすれば医師の治療を受けていても、書類上で病名が相違していれば規定上問題ありません)
①神経痛(ビリビリ、じんじん、電気が流れるような痛みなど)
②リウマチ
③腰痛症
④頚腕症候群(首や腕が張る、腕の挙上が困難など)
⑤五十肩
⑥頸椎捻挫後遺症(むちうち)
⑦その他、医師が認める慢性疾患
※病院やその他の医療機関と同一の治療は行えず、保険適用外になります。特に多いのは整形外科などで湿布を処方されると鍼灸の保険適用が外されます。(誤解のないように書類作成を調整する必要があります)
※交通事故後の治療を行う場合は、上記の理由により鍼灸の保険診療は一般的ではありません。
往療について(自宅や施設への訪問)
公共の交通機関を使って通院が困難な場合は往療の対象となります。
当院の事務所を拠点にして半径16km以内が対象となります。
愛川町・相模原市・厚木市・座間市・八王子市・町田市など。
料金について(令和5年改正)
①按摩マッサージ施術
通所型:2,250円(全身5部位)
訪問型:4,550円(全身5部位)
変形徒手:1肢 470円、4肢で1,880円 ※毎月の同意書交付が必要です
温罨法:180円 、電気機器使用の場合は 300円
②鍼灸施術
通所型:1,770円(鍼灸2術)
訪問型:4,070円(按摩マッサージも行った場合は通所の算定となります)
電療料:100円
窓口の支払いは合計金額に負担割合を掛けた分になります。
一般的な訪問型は約670円程度になります。※1割負担の場合
週2回のペースで定期的に受ける場合は月額約5,300円~6,400円程度になります。
※医療証をお持ちの方は自己負担が免除されます。ご相談下さい。