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スポーツ疾患

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中医学的整形外科疾患

 中医学的観点から見た整形外科疾患とは、そもそも古代中国の考え方を知る必要があります。一般的に現代医学は人体を外から眺めて観察しているのに対し、古代中国医学は人体を内から診ていくところに大きな違いがあります。

 具体的に申しますと、筋腱や骨格というものも五臓の氣を受けて成り立っているという臓象説が根本的にあります。つまり筋腱は肝臓と深い関わりがあり、骨は腎臓と深い関わりがあるということを古代中国では捉えていたわけであります。そして次に経絡という概念でもって人体を象っていきます。

 筋肉の走行を経絡と重ねることにより、緊張や弛緩という強弱が浮かび上がります。そこに各経絡の強弱が存在し、法則性を見出すことができます。(経絡筋肉:経筋と呼ばれる)

 そして各経絡は臓腑と連絡し、内科的な疾患や体の癖が浮かび上がります。他の診断と照合して総合的な判断をしていきます。

中医学的外傷

 人は転んだりして怪我をすることがあります。これを外傷と呼びます。現代医学は戦争時に流行ったドイツ医学の流れを汲んでいて、故に外傷でなくても手術という手段を採用しています。

 中医学的な外傷の見方は”怪我を呼んだ”という視点になります。つまり臓象説からすると、内臓の疲れや失調、及び七情の乱れが体表に現れるという意味ですので、その疲れを癒すためにその臓腑と関わりの深い筋肉(経絡筋肉)に衝撃をもたらすわけです。一種の指圧といってもいいでしょう。

 なので打撲などの怪我をした箇所をよく見ると、失調のある経絡上や重要な経穴にかなり近い箇所で起こっていることが分かります。こじつけと思われるかもしれませんが、そのような視点を持ち合わせることにより、内科と整形外科の統一的な診断と治療が行え、精度が抜群に上がります。

 不思議と怪我が多いという人は、臓腑の疲れが著しく氣血水の状態が悪い場合も多いです。それに伴い七情(感情)の不安定もあります。現代は主に偏食からくるものが大きい印象があります。

 熟練した先生は小さな切り傷や打ち身でも、それらが起こる意味やメッセージ性を捉えることに長けております。当院ではいきなり口に出すことはいたしませんが、その整合性をきちんと取って診断治療に繋げております。今中を慧眼で見ると過去未来を見通すことができることも頷けます。

全体と部分

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