胃下垂・腸下垂
胃腸に締まりや弾力性が失われ、下にダラーンと伸びてしまう症状です。ほぼ例外なく背中が丸まり(猫背)、頸部も前傾してきます。下肢はガニ股やO脚になっていきます。瘦せ型で頸部に痛みを訴えてくることが多い傾向です。※鳩尾の肋骨角度が90度未満になってくる。
脾胃の力が弱まるので気力も湧きにくく、外圧ストレスを抱えやすくなります。性格的には自分を卑しく思うタイプもいます。時には信念が頑固になることもあります。
飲食の偏りとしてNa(ナトリウム)とK(カリウム)の比率が極端にK(カリウム)に傾いていることが多いです。じゃがいもも意外と糖質が多く、長期に渡って摂取し過ぎると拡散分離遠心の作用が強く現れてきます。
これらの体型を外骨格筋の整体術で治療することが多く見受けられますが、長期的な持続力を保つことが難しいです。下に伸びた胃腸を押し上げる力を加えてあげる必要があります。漢方薬は補中益気湯が代表的で、適切な食養と施術を行っていきます。やや時間がかかるものです。