当院の基本的な方針
当院での食養生理論は古代中国医学によるものがベースとなっています。陰陽五行に分類したりもしますが、実際の臨床においては一人一人の状態に合わせてお伝えしています。定期的に観察していくと患者が摂取しているものが人体に表れているのが分かります。
施術をしてもまた同じような内科的症状が出る場合は、嗜好品の過多や飲食の偏り、または悪い習慣の場合が殆どです。施術を継続していくと人体に合わないものは自然と遠ざかるようになります(例えば薬やサプリメントが要らなくなったとか、酒や菓子を口にしなくなったとかなど)。
また状態が上向きになると患者個人にとって負荷がかかりやすい飲食物も体感できるようになります(例えば筋肉が強張ったり、目や鼻がうずいたりなど)。患者本来の感覚を取り戻し、当院が説明していることの理解が進みます。これは当院が切に願ってやまないことです。何事も思いや口だけでは喜びに繋がりません。身の行いという実践を通してこそ貴重な体験であり、身に染みた記憶になります。これこそ真の財産になるのではないでしょうか。
1.ミネラル(無機質)
あらゆる体調不良はミネラルの偏重がよくあります。ここでいうミネラルは主にNaナトリウム、Kカリウム、Maマグネシウム、Caカルシウムに絞って述べます。この四つのバランスがとても重要で人体の水分調整やあらゆる生理作用に関わります。下手な漢方薬より効果高いことあります。

上白糖やグラニュー糖、酒類(特に日本酒)の摂取が多い方、痰湿(余分な水分)が多い方は還元塩を摂取するだけでも状態は好転していきます。また施術は温灸を用いることあります。
2.野菜 ー 滋養・発散・循環

葉っぱの代表的なものは キャベツ、レタス、ハクサイ 。
根っこの代表的なものは ニンジン、ゴボウ、ダイコン 。※自然薯は薬に匹敵します。
茎の代表的なものは フキ(地上)、ナガネギ(地上)、タマネギ(地下)、レンコン(地下) 。