顎関節症・側弯症とは
顎関節症とは一般的に顎の動作が困難になり食事をするのに支障が生じることをいいます。また側弯症とは主に脊柱側弯症のことを指し、左右にS字を描くような脊柱になり、肩関節や股関節の動きに支障が生じることをいいます。これらは程度の差はあるものの、めまいや耳鳴り、頭痛や吐き気などを及ぼすこともあります。
顎関節や脊柱については殆どの人において歪みは生じていますが、日常生活を送るうえではそれほど気にならないレベルであり、その許容範囲を超えて苦痛であるものをここでは顎関節症や側弯症と定義しています。正式に傷病名を付ける場合は医師の診断が必要です。
顎関節症・側弯症の治療について
当院の臨床経験を元に、これらの症状をより深く見ていくと、内臓機能の失調が少なからずあります。顎関節や脊柱が側弯してくると、特に胃腸については通常よりも外れたところに位置することが多々あります。
現代の医学体系からすると、歯科医や整形外科医では内科を含めたアプローチは到底なされません。その点、東洋医学の分野においては内科も外科も統一的に観ていくことから、感性の良い先生であればとても有効のある治療といえるでしょう。
古典派鍼灸の経絡治療を行えば、硬直した筋肉がわりとすんなり緩みます。これは五臓(肝・心・脾・肺・腎)の気が整い、各臓器が対応する筋肉等が元気を取り戻すからです。※詳細は談議の項を参照(執筆中)。
それに加えて整形外科や理学療法士のような物理・力学の視点から適切に按摩マッサージをしたり関節を整えたりすれば、より治療効果の期待が高まり予後の安定度が上がります。
しかしながら当院が一番の力入れのある体質改善を行わなければ、元の木阿弥になることは否めません。日常生活において偏食や不規則な生活をしていると、五臓は病み次第に精神も冒され、やがて筋肉や骨格、皮膚や顔にまで表に現れてきます。こちらについては徐々に取り組めるように促しております。
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